自分の作り上げたジオラマの世界でプラレールやNゲージを走らせていると…
運転席視点での映像を撮ってみたいなぁ
と思った方は私だけではないはず!
運転席視点での映像は、上から眺めるのとはまた違った迫力のある世界を楽しむことが可能です。
今回はスパイカメラを使った鉄道模型(プラレール / Nゲージ)の撮影について解説していきます。
- スパイカメラを鉄道模型やミニ四駆に自作で取り付ける方法
- プラレールに搭載できるスパイカメラの選び方
- 車載カメラが搭載された専用の鉄道模型について
非常に小型で軽量なスパイカメラにはさまざまな用途がある
スパイカメラって聞くと、浮気調査やパワハラに使われるイメージがあるかな…
確かにそのような用途が一般的ですが、非常に小型で軽量なので他にもいろんな用途がありますよ!
スパイカメラは非常に軽量で扱いやすいことから、さまざまな用途があります。
・模型に設置してジオラマ撮影や迫力のある映像の撮影
・ペットの監視や赤ちゃんの子育てへの活用
・サーフィンやサイクリング、登山の様子の撮影
・YouTubeなどの投稿用動画の撮影
腕時計型カメラやメガネ型カメラなら両手が空きますし、高画質な映像を撮影できるので便利ですね!
そうですね!
ウェアラブルカメラの代わりとして使用しても全く問題ありません。
充電器やライター、置時計などカモフラージュされていれば至近距離でもバレないので最近ではYouTubeのドッキリ撮影などにも多く使用されていますね。
最近ではYouTubeなどで小型カメラによって撮影された、迫力のある映像が数多く投稿されています。
時間をかけて丁寧に作られたジオラマの細部まで撮影ができており、高画質で迫力のある素敵な映像となっています。
鉄道模型が走るジオラマの世界を自分で楽しむのはもちろん、子供や趣味仲間との共有も可能です。
鉄道模型(Nゲージ)へのスパイカメラ搭載は可能
前にジオラマを走る鉄道模型を猫が邪魔する動画を見たことがある!
鉄道模型はもちろん、ミニ四駆だったりスパイカメラを装着して撮影する動画はたくさんありますね!
小型カメラを使って鉄道模型の世界を撮影することは可能です。
特に模型サイズが小さいnゲージであっても、さまざまな方法で小型カメラを搭載して高画質で迫力のある映像撮影ができます。
ミニ四駆に関しても、上のカバーを外して電池を積んでいる平らな場所に設置してテープや輪ゴムで固定すれば撮影できます。
鉄道模型にスパイカメラを搭載する際の注意点
鉄道模型に小型カメラを搭載して映像を撮影する場合、いくつかの注意点があります。
・搭載する模型で運べるカメラの重さとバランスを把握する
・車両のすれ違い幅やトンネルを通過できるサイズを把握する
この2つの注意点の具体的な内容について解説していきます。
搭載する模型で運べるカメラの重さとバランスを把握する
プラレールに小型カメラを搭載する箇所の中に、上部への設置があります。
車両上部への設置は、カメラの重量が重すぎてバランスが悪くなるとカーブで遠心力がかかった際に横転する可能性があります。
模型の大きさによってバランスは異なるので、疑似の重りで事前に実験をして搭載可能な重さやバランスを把握しておくようにしましょう。
小型カメラには正方形や細長い円柱型のタイプが多いので、積み木やケースに入ったハンコなどでの代用がおすすめです。
事前に実験してみることで、どの形状が取り付けやすいかの確認もできますね!
車両のすれ違い幅やトンネルを通過できるサイズを把握する
複数の車両を走らせて車両同士のすれ違いを撮影したり、ジオラマ内の架橋やトンネルを通過したりする場合には干渉に注意が必要です。
後に紹介しますが、コンテナ車の上に小型カメラを設置する方法があります。
この場合、車両の左右からカメラがはみ出してしまうため、どれくらいであれば干渉しないのか把握しておくようにしましょう。
トンネルや架橋に関しても同様で、特に車両の上に設置する場合は高さに注意が必要です。
車両の形状によっても干渉する幅が異なりますので、なるべく複数車両でチェックしておくようにしましょう。
スパイカメラを鉄道模型やミニ四駆に自作で取り付ける方法
ここでは、スパイカメラを鉄道模型やミニ四駆に取り付ける方法について解説していきます。
模型自体が小さいし、さまざまな形状があるから難しそう…
模型を改造してスパイカメラを上に乗せるのが一般的です。
具体的な改造内容について見ていきましょう。
鉄道模型を改造して小型カメラを搭載する
鉄道模型に小型カメラを搭載してきれいな映像を撮影するためには、小型カメラを安定した箇所に固定できるかが重要となります。
そのための方法としては、車両の台車部分から上を外して平らな状態にする方法があります。
nゲージなど模型が小さい場合は、模型内にカメラを入れ込むのが難しいためこのような方法がベストといえるでしょう。
台車の上に小型カメラを設置する場合には、すれ違いの際に別の車両と検証しないかを確認しておきましょう。
台車の上なら重心が低くてバランス崩しにくそうだし、運転席視点での映像撮影ができますね!
車両の上部に取り付ける
どうしてもすれ違いの際に干渉する場合や、平らな部分を作るのが難しい場合には車両の上に設置する方法もあります。
車両上部であれば平らであることが多く、車両同士のすれ違いでも干渉を防げるでしょう。
固定方法としてはテープで固定したり、輪ゴムを使う方法がおすすめです。
マジックテープなら取り外しも簡単にできます。
車両サイズが小さいnゲージはバランスを崩して横転しやすいため、必ず事前に搭載可能なサイズや重さのチェックをしておきましょう。
コンテナ車の上に搭載する
車両を分解して平らにするのが難しいといった場合には、コンテナ車を活用する方法がおすすめです。
平らで車両の長さも長いので、円柱型の細長い小型カメラの搭載も可能です。
けん引して走行させれば、後方側の撮影ができて先頭にして後ろから他の車両で押せば前進映像の撮影もできます。
これなら自分で改造する必要もないし、車両価格もそこまで高くないからいいかも!
重心も低いですし、運転席目線の映像がきれいに撮れますね!
コンテナ車に搭載できる以下のような円柱型の小型カメラがあります。
パナソニックが発売している円柱型の小型カメラでサイズは「8.31㎝ x 2.6㎝ x 2.6 cm: 45 g」となります。
実際にパナソニック ウェアラブルカメラ ブラック HX-A1H-Kを使用した鉄道模型の走行映像はYouTubeでも上がっており、画質などが評価されていました。
microSD対応なので、専用のカードリーダーを購入すればスマホからいつでも映像を確認することができます。
プラレールに搭載するスパイカメラの選び方
小型カメラにはさまざまな種類があり、どれがプラレールやミニ四駆からの映像撮影に向いているのかわからないという方もいるでしょう。
ここでは、鉄道模型などに搭載できるスパイカメラの選び方について解説していきます。
小型で搭載しやすい形状
鉄道模型に搭載する上で欠かせないのが小型で搭載しやすい形状であることです。
nゲージの場合、車両幅は約9㎜ほどとなるためバランスを崩しにくい~30㎜以内の小型カメラがおすすめです。
形状に関しては正方形や長方形のものが固定しやすいといえますが、さきほど紹介したような円柱の形状や丸形のものでも搭載は可能です。
正方形型のトイデジタルビデオカメラで、非常に小型でありながら性能も高い小型カメラです。
暗視機能も付いているため、薄暗い室内や電気を消した状態での撮影も可能です。
カメラサイズは「約23㎜(幅)×23㎜(奥行)×23㎜(高さ)」となります。
画質が良く明るさ暗視補正があるもの
細かいジオラマを鮮明に撮影するために必要な画質の目安としては「720P(ピクセル)以上」となります。
暗視補正があると屋内の明るさに合わせた撮影が可能なので安心です。
暗闇の中で撮影することはあまりないかもしれませんが、赤外線LED搭載カメラであれば暗視撮影も可能です。
Wi-Fi機能があり、遠隔操作が可能
小型カメラにWi-Fi機能が搭載されている場合、~10m以内であれば遠隔操作ができます。
わざわざ電車を止めてカメラ操作をする必要がなく、カメラの撮影角度などもリアルタイムで確認しながら微調整が可能です。
Broadwatch Peta Came PPAT ピーパット 超小型軽量WiFiカメラは縦長の直方体の形状で重さは14グラムと非常に軽いことが特徴です。
本体サイズは奥行が46㎜ありますが、横幅は18㎜以内に抑えられるので干渉を防ぎやすくなります。
画質は720Pと今回紹介したカメラの中では低めにはなりますが、十分きれいな映像が撮影できます。
専用アプリを使用すればカメラの映像を反転したり回転表示させることもできて、そのままスマホに写真や映像を保存できるのは大きなメリットといえるでしょう。
カメラの連続稼働時間
小型カメラは非常に小さいことから一般的なサイズの大きいカメラと比べるとバッテリー容量が少なくなります。
どれくらいの時間連続したいのかを決めて置き、稼働時間が余裕であるかどうかを確認するようにしましょう。
小型カメラの稼働時間は約50分~80分ほどとなります。
鉄道模型専用の車載カメラも実は売っている!
スパイカメラの種類は豊富だし、うまく組み合わせたら上手に撮影できそうですね!
そうですね。改造方法も難しくないものばかりなので真似しやすいと思いますよ!
ここまで自作でスパイカメラを設置する方法などを解説してきましたが、既に車両にカメラが搭載されているものや、プラレールに装着するための小型カメラもあります。
具体的にどんな商品があるのか解説していきます。
コミカムの小型Wi-Fiカメラ
上海問屋・コミカムが発売した小型Wi-Fiカメラ(dn-914034)は、プラレール装着用として販売され、改造などをしなくても簡単にカメラが設置できるようになっています。
2023年5月現在は発売されていないものの、中古として取り扱われることもあります。
オークションや専門店をチェックしてみるといいでしょう。
タカラトミーのドクターイエローはサービス終了
2016年の10月に発売を開始したタカラトミーの車載カメラ付きのドクターイエロー模型は、2箇所に設置されたカメラから映像が撮影できます。
専用アプリをダウンロードすれば、子供でも簡単に操作できて人気となりました。
中古商品として販売されているのですが、専用カメラアプリが2022年3月31日でサービス終了となっています。
映像をスマホで楽しむことは2023年5月現在では不可能ですので注意しましょう。
人気車両だし、残念ですね…
とても人気が出た商品なので、今後さらに機能が充実した別のプラレールが販売されるかもしれませんね!
トミーテックの車載カメラシステムセット
日本の模型メーカーであるトミーテックは最初から車載カメラがあるセットを販売しています。
そのため、購入後に取り付けたり改造する必要はなく専用アプリをダウンロード(無料)すれば、すぐに運転席目線の映像を楽しむことができます。
VGA(Video Graphics Array)画質で640P(ピクセル)となります。
専用アプリはスマホやandroidで操作可能であり、対応機種は公式HPにて確認できます。
専用アプリ「TOMIX 車載カメラシステム」のメニューは以下の通りです。
・カメラモード
・動画再生
・設定
・操作方法
購入したら、操作方法を確認してから撮影を始めましょう。
スマホとの接続ができたら、カメラモードの画面右側にある録画アイコンをタップすることで録画を開始できます。
もう一度タップすれば録画が停止します。
子供にはE7系新幹線かがやき型のキッズカメラもおすすめ
運転席目線での映像は家族で楽しめそうでいいですね!
お子さまに喜んでもらうという意味では「E7系新幹線かがやき型のキッズカメラ」もおすすめですよ!
E7系新幹線かがやき型のキッズカメラは車載カメラや小型カメラではありませんが、プラレールが大好きな子供に人気の商品です。
子供と一緒にさまざまな鉄道模型の撮影をしたい方におすすめの商品です。
動画や写真でプラレールを撮影することができて、microSDカードで保存することができます。
サウンドの中には電車アナウンス風のセリフやトミカ・プラレールの曲が用意されています。
まとめ
今回は鉄道模型へのスパイカメラ搭載について解説してきました。
車両を改造したり、コンテナ車両を用意することで小型カメラを搭載することは十分可能です。
さまざまなサイズの小型カメラがあるので、事前にジオラマを走行させても干渉しないか搭載可能なカメラのサイズをしらべておくようにしましょう。
スパイカメラに関しては、軽くて高画質なものでWi-Fi機能搭載を搭載したものがおすすめです。
搭載を予定している車両に合ったものを選んでみましょう。
車両に搭載したスパイカメラの映像により、これまで以上に趣味を楽しむことができるでしょう。
コメント