小型カメラを購入したいんだけどパソコンがないと映像って見れないのかしら…
パソコンがないと見れないタイプもありますが、映像の再生はスマホでも十分できますよ!
小型カメラの映像はパソコンがなくても再生ができます。
ただし、再生するためにはカードリーダーが必要であり、スマホに応じたものを選ぶ必要があります。
今回は、スマホで小型カメラの映像を再生するための方法やカードリーダーの選び方、各シチュエーションで利用できる小型カメラの種類を紹介していきます。
小型カメラの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
- パソコンが無い状態でスパイカメラを使う方法
- スマホでスパイカメラのデータを取り込む方法とツール
- パソコンなしで使えるオススメのスパイカメラ
パソコンがなくてもスパイカメラで撮影した映像は確認できる
スパイカメラで録画した映像ですが、パソコンがなくてもスマホで映像の確認ができます。
スマホで映像が確認できるのは、マイクロSDに記録するタイプの小型カメラとなります。
現在発売されているスパイカメラはSDに録画するものが多く、種類関係なくスマホで見れると思っていいでしょう。
SDカードは小さいから取り扱いには注意しないといけませんね…
スマホで映像を確認するためには「カードリーダー」が必要です。
映像を確認するスマホの接続口に対応したカードリーダーであれば問題ありません。
おすすめはiPhoneとAndroidどちらの端子にも対応した「4in1」タイプです。
4in1であれば以下の接続口に対応しています。
・SD、TF読取
・Lightning
・Type-C
・USB
サイズはスマホよりも小さく持ち運びも便利で、対応メモリーは8GB~128GBと幅広いので安心です。
4in1以外ではAndroid用やiPhone専用のカードリーダーも販売しており、搭載している機能によって価格が異なります。
この他にもWi-Fiタイプのカードリーダーも販売されており、Wi-Fi設定さえ行ってしまえば、スマホ端子にリーダーを接続しなくてもスマホで映像の確認ができます。
・スマホ接続のカードリーダー:500円~3,000円
・Wi-Fiタイプのカードリーダー:5,000円~7,000円
SDカードは小さく手落としやすく、水に濡れたり静電気で壊れる可能性があるので必ず専用のケースで保管しましょう。
ちなみに内蔵メモリ型の小型カメラの場合は、スマホで映像を見るには一度パソコンを使用してSDカードにデータを移動しなければ確認できません。
スパイカメラの映像を確認するためのカードリーダーの選び方
スパイカメラで撮影した映像はカードリーダーで確認できますが、購入の際には2つのポイントを意識して決めるといいでしょう。
・カードリーダーの容量はSDXCタイプがおすすめ
・カードリーダーの転送速度を確認する
この2つのポイントについて詳しく解説していきます。
SDカードの容量はSDXCタイプがおすすめ
SDカードには「SD」「SDHC」「SDXC」の3種類があり、特徴は以下の通りとなります。
- ・SD(Secure Digital)
-
初期タイプで最大2GBまでのデータ保存が可能です。
- ・SDHC(Secure Digital High Capacity)
-
最大32GBまでのデータ保存が可能です。
- ・SDXC(Secure Digital eXtended Capacity)
-
最新のタイプで最大2TBまでのデータが保存可能です。高画質の動画を保存するために使用することが多いです。
ちなみに小型カメラの映像は高画質で容量も大きいのでSDXCタイプのカードリーダーがおすすめとなります。
購入画面では「メディアタイプ」の箇所に記載されていることが多いので、必ず確認するようにしましょう。
カードリーダーの転送速度対応を確認する
スパイカメラの撮影映像は長時間となることがあり、4K画質など高画質のものが多いため転送速度を気にしておく必要があります。
SDカードの速度は「Class2~10」「UHS-I」「UHS-II」「UHS-III」といったものがあります。
スパイカメラの映像を取り扱うのであれば「UHS-I」「UHS-II」「UHS-III」のいずれかに対応しているカードリーダーを選ぶといいでしょう。
SDカードの速度に関しても、カードリーダーの商品詳細の欄で対応しているか記載されているのでチェックするようにしましょう。
最適なカードを選べるかしら…
不安な場合には、電話やお店の場合にはスタッフに聞くといいでしょう。
カードリーダーを使用してスマホで映像を確認する方法
カードリーダーで映像を確認するにはスマホに挿入するだけでいいの?
映像を確認する方法はスマホの種類によって異なりますので、各機種ごとで手順について見ていきましょう。
ここではiPhoneとAndroidのカードリーダー確認方法と、Wi-Fiタイプのカードリーダーの確認方法について解説していきます。
iPhoneやiPadでカードリーダーを確認する方法
スパイカメラの映像をカードリーダーを使用してiPhoneやiPadで確認する方法は以下の通りです。
1:SDカードをカードリーダー挿入した後にiPhoneやiPadにカードリーダーを差し込む
2:ファイルを開いて「ブラウザ」→「untitled」→「DCIM」を開いてフォルダの中の映像から選択して再生
「untitled」の部分はSDカードの名前となります。
Androidでカードリーダーを確認する方法
次にandroidでカードリーダーから映像を再生させる方法について解説していきます。
1:SDカードをカードリーダー挿入した後にandroidにカードリーダーを差し込む
2:「設定」から「ストレージ」を見つけタップすれば、SDカードの名前があるので選択する
3:「DCIM」を開いて見たいデータを選択する
機種によってはTOP画面に接続されたことが表示されるため、タップすれば映像の確認へと進めます。
Wi-Fiカードリーダーを使用する場合
Wi-Fiカードリーダーで映像を確認する場合、専用のアプリが用意されておりスマホにダウンロードすることから始めていきます。
その後の操作に関しては、商品によって異なるため購入したカードリーダーの説明書を確認しましょう。
スパイカメラの圧縮形式と映像を再生するためのスマホアプリ
スパイカメラの映像は圧縮されて保存されており、スマホによっては対応しておらず再生できない可能性があります。
ここではスパイカメラの圧縮形式や再生するためのアプリを紹介していきます。
圧縮形式なども気にしておく必要があるんですね!
最近のスマホであればほとんど対応しているのですが、一部対応していないスマホもあるんです。
スパイカメラの圧縮形式はH.264やH.265が一般的
全てのカメラに当てはまるわけではありませんが、ほとんどのカメラの圧縮形式は「H.264」か「H.265」となります。
この2つの圧縮形式は、現在発売されているスマホであればほぼ問題なく再生することが可能です。
ただし、スマートフォンの性能やスクリーンのサイズによっては再生できない可能性もあります。
このような場合は専用のスマホアプリを使用することで視聴ができるようになります。
スパイカメラの映像を再生するためのスマホアプリ
現在使用しているスマホでスパイカメラの映像が確認できない場合には、動画再生ができるスマホアプリを試してみましょう。
アプリの種類は複数あるのですが、ここではandroidやiPhoneごとでおすすめのアプリを紹介します。
VLC for MobileならIOSとAndroidの両方に対応
VLC for MobileはiPhone・Android共に再生できるマルチメディアプレーヤーです。
H.264・H.265 ・AVI・WMV・MPEG-4・FLVの映像も再生可能です。
使い方はとても簡単で「Google play」や「App Store」からダウンロードした後に起動すれば、各種メニューから確認したい動画を選んで再生します。
≫「VLC for Mobile」のダウンロードページ(App Store)
≫「VLC for Mobile」のダウンロードページ(Google Play)
Androidで再生するならMX Playerもおすすめ
MX Playerはandroid用のマルチメディアプレーヤーです。
VLC for Mobileと同じくさまざまな形式の動画が再生可能であり、Google playからダウンロードできます。
アプリ内のフォルダに映像ファイルが表示されるので、選択して再生します。
≫「MX Player」のダウンロードページ(Google Play)
iPhoneやiPadで再生するならInfuse 7がおすすめ
Infuse 7はiPhoneやiPad用のマルチメディアプレーヤーです。
H.264・H.265 ・AVI・WMV・MPEG-4・FLVの再生が可能であり、ビデオ再生機能では再生速度の変更等も可能です。
ファイル管理機能も充実しており、ネットワーク共有やクラウドストレージからファイルを再生することもできます。
≫「Infuse 7」のダウンロードページ(App Store)
パソコンいらずのスパイカメラの特徴
録画した映像は後でスマホで見れるのとは別に、リアルタイムでスマホから映像を見れるスパイカメラもあるんですか?
ありますよ!
最近ではWi-Fi機能やIP機能を搭載してリアルタイムで映像を確認できるスパイカメラも発売しています。
ここではスマホで操作できて映像を確認できる、スパイカメラのメリットやデメリットを解説していきます。
パソコン不要のスパイカメラのメリット
スマホでリアルタイムの映像を見れるスパイカメラには2つの種類があります。
・Wi-Fi機能を搭載した小型カメラ
・IP機能を搭載した小型カメラ
Wi-Fi機能を搭載しているカメラは、カメラから10m前後の位置までとはなりますが、スマホでアングル操作や映像の確認ができます。
IP機能が搭載されている場合は、ネット接続が可能な場所であればどこからでもカメラ操作や映像の確認が可能です。
スマホで見れるならわざわざパソコンを持ち運ぶ必要もないわね!
Wi-Fi機能を搭載した小型カメラは専用アプリをダウンロードすれば再生や録画がスマホでできますよ!
離れてカメラ映像の確認や角度調整ができるカメラは複数種類あるので、設置場所に違和感のないものを選ぶといいでしょう。
LHYの置き時計型カメラは、自宅Wi-Fiにつなぐことで室内や外出先からであってもスマホで簡単に操作ができます。
Amazonの評価では352個の評価があり、星は5つ中4.1と高い評価を得ていることも特徴といえるでしょう。
これだけの機能が付いて6,998円という価格の安さも魅力です。
UYIKOOのモバイルバッテリー型カメラもWi-Fi機能付きで遠隔地からの操作ができます。
UYIKOOのモバイルバッテリー型カメラも価格が非常に安く、Amazonでの評価は星5つ中4.5と高評価を得ています。
連続稼働時間は最大で約23時間ほどであり、動体検知録画も可能です。
3つ目に紹介するのはUSB充電器型のスパイカメラで、自宅のWi-Fiカメラと接続すればスマホによる遠隔操作ができます。
microSDカードの対応容量は最大128GBとなります。
日本語での取り扱い説明書も付いているため、初めてスパイカメラを購入する方であっても安心です。
USB充電器型なので安定感もあり、部屋のデスクまわりに溶け込みやすいためおすすめです。
パソコン不要のスパイカメラのデメリット
スマホで見れるスパイカメラのデメリットは主に3つあります。
・Wi-Fi機能の場合、スマホ操作は10m以内でしかできず、壁などの障害物に弱い
・アプリの安定性が低い製品は安定して録画や再生ができない場合がある
・スパイカメラの設定変更ツールがパソコンにしか対応していないものもある
会社から自宅の映像を確認したりと、遠隔操作がしたい場合はIP機能が備わったスパイカメラのみが可能です。
ただし、全てのスマホが対応しているわけではないので注意しましょう。
私個人が利用していて感じるのは、中華製の製品はアプリのできもイマイチという場合が多く、途中で撮影が止まってしまったり、スマホとカメラの接続が途切れてしまう場合もあります。
安定性重視の場合は、やはりマイクロSDカードに記録するタイプのスパイカメラをオススメします。
スパイカメラの容量は大きいもののスマホでも映像の取り扱いは可能
ここまでスパイカメラの映像をカードリーダーで再生する方法などを解説してきましたが、注意しなければいけないこともあります。
スパイカメラの映像はデータ容量がとても大きいため、スマホだと大きなデータを逃したり編集が大変だったりすることです。
編集ができないわけではありませんが、パソコンがあった方が扱いやすいことは間違いありません。
また、スマホで映像を保管するとなると容量が大きいのでストレージがすぐに不足してしまう可能性もあります。
メモリが不足すると、スマートフォンの処理能力が不足して映像がカクカクする、再生ができないといった問題も起こる可能性もあります。
スマホのビデオ録画やビデオカメラのデータは高圧縮なデータを取り扱うことができるケースが多く、「高画質なのに容量は少ない」ということが実現できています。スパイカメラは非常に小型なのでビデオの圧縮が不得意で、結果的にマイクロSDカードの容量をたくさん消費する傾向にあります。
モニター付きのスパイカメラならパソコンなしでも撮影動画の確認ができる
スマホで小型カメラの映像が見れることもわかったし、どんなカメラを買おうか選んでいこうかな…
実はスマホやパソコンでの再生はもちろん、撮影したカメラで映像を確認できる「モニター付き小型カメラ」もありますよ!
小型カメラの中には、カメラ自体にモニターが付いており、パソコンやスマホを使用することなく映像の確認ができるタイプも販売されています。
モニターが搭載してありアングルの確認や撮影した映像の再生ができます。
映像を映す必要がなく、その場ですぐに確認できるメリットがあります。
モニターでの確認はもちろん、先述したカードリーダーを使用したスマホでの再生もできます。
スパイカメラはいろんな箇所での撮影ができる
モニター付きの小型カメラもすごく魅力的だけど、他にどんな小型カメラがあるんだろう…
小型カメラはさまざまな箇所で撮影できるように、カモフラージュしたものが豊富に用意されていますよ!
ここでは各スパイカメラの特徴や具体的な撮影方法などについて解説していきます。
室内にあるものにカモフラージュしたスパイカメラ
自宅内で撮影をする場合、普段室内にあっても違和感のないものにカモフラージュしてあるものがおすすめです。
室内全体を撮影したい場合には、部屋の端に設置できるものを選ぶといいでしょう。
スマホロック解除の方法を撮影したい場合には、真上から撮影するタイプの小型カメラがおすすめです。
フォトフレーム型カメラ型なので、テレビ台やキッチンカウンターの上などさまざまな箇所に設置可能です。
フォトフレーム自体は傾斜がありますが、高性能レンズにより120度の範囲で部屋全体を録画できます。
フォトフレーム内の写真は差し替え可能で、動画圧縮規格はH.264です。
浮気撮影の場合、家族写真にすると伏せられる可能性があるので注意しましょう。
火災報知器型カメラは部屋全体を上から撮影することが可能で、以下のような特徴があります。
防犯や浮気対策、何を取りたいかによって部屋に置けそうなものを選ぶといいでしょう。
学校やオフィスにあっても違和感のないスパイカメラ
次に学校やオフィスにあっても違和感のないスパイカメラについて見ていきましょう。
ペン型カメラはクリップ部分にカメラが内蔵されており、机に置いたりスーツの胸ポケットやカバンにひっかけて撮影することができます。
連続稼働時間は120分ほどで、手に持っていても不自然ではないため、こまめなオンオフ操作ができます。
手にもって動かすこともできるので、ターゲットが動いた場合も瞬時に対応できるメリットがあります。
モバイルバッテリー型カメラはワイヤレス充電もできるため、撮影だけでなくモバイルバッテリーとしても利用できます。
動画圧縮規格はH.264で、容量も大きく、長時間の撮影が必要である場合も安心です。
スパイカメラは体に身に付けての撮影もできる
先ほどペン型小型カメラを紹介しましたが、他にも体に身に付けて撮影できるカモフラージュカメラはあります。
メガネの中心、こめかみ部分にレンズが搭載されており、内蔵型でレンズがむき出しになっていないのでターゲットが近距離にいてもバレずに撮影できます。
身に付けずにメガネだけ机において撮影するといった方法もあります。
ボタン型カメラは服のボタンがある場所に内装できるカメラで、カモフラージュ用にダミーのボタンも4つ付いてくるので違和感を出さずに撮影できます。
連続録画時間は約90分で、服装以外でもボタン付きバックへの装着も可能です。
防犯におすすめのスパイカメラ
防犯目的で屋外でスパイカメラ撮影をする場合、どのような時間帯でも撮影できるよう赤外線撮影や照明機能付きのタイプを選びましょう。
また、屋外なので防水機能も欠かせません。
屋外用の防犯カメラであり、さまざまな機能が付いています。
圧縮規格はH.265Xであり、必要に応じてカスタムアラート機能も搭載しています。
使用するアプリはスマホアプリなのでパソコンがなくても設定可能です。
まとめ
今回はパソコンがなくてもスマホでスパイカメラの映像を再生する方法について解説してきました。
カードリーダーを使用すれば、ほぼ全てのスパイカメラをスマホで利用することができます。
また撮影データは、今回の記事内で紹介したマルチメディアプレーヤーアプリをダウンロードすれば問題ありません。
スマホで映像を確認することを前提でスパイカメラを購入する場合には、SDカードタイプのものを選ぶようにしましょう。
さまざまな箇所に設置できるようカモフラージュされており、小型レンズなのでバレずに映像を録画することができるでしょう。
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